9月の半ばのとある週末、茨城県守谷市の城址公園というところに初めて足を踏み入れた。

隣町に住みながら、守谷にお城があったなんて初めて知った。将門が建てたという俗説もあったが、今は、鎌倉時代に立てられて、城主は相馬氏というのが定説らしい。

弁当持参で林の中を歩くのにはとても気持ちいい陽気の日だった。高い高い空、スキッとした空気。何よりのごちそう。

数年ぶりにここへ来た人の話によれば、公園のすぐ隣まで迫ってきている住宅街は以前はこんなに密集していなくて、公園内に流れる小川の水も澄んでいたそうな。

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栗の木の下を実入りの栗を探してぐるぐる回ったり、群生する葛の根を見たさに、何メートルもつるを引っ張ったり。

「気持ちいい~!」と機嫌を良くしつつ、頭では「これから進む深刻な食糧難に備えて、食える草木を頭に叩き込んでおかねば」と考えて、目を血走らせる私なのでした。

先週末登った裏つくばの道中では、むかごとアケビを目にした。専門家がそばにいて「ほら、これ」と教えてくれないとぜんぜん気がつかずに素通り。自活能力のなさを思い知るのでした。