6月下旬から8月上旬にかけてハワイ3島をめぐった旅行記を自分の備忘録としてアップします。


【ハワイ島】

ビッグ・アイランドの魅力はやはり自然かな。一番新しくできた島で、活火山があるから、車を走らせるといたるところに冷えて固まった黒い溶岩の土地が広がっている。飛行機から見下ろすと「緑豊か」というより「黒っぽい島」という印象。


1.キラウエア火山

  カルデラの大きさは直径約4.5km、深さは約130m。ボルケーノ国立公園のビジターセンターで毎日の火山の変化や注意点を確認してから、ペレにご挨拶しに行く。展望台まで車で行けます。

1.jpg



2.マウナ・ケア(ハワイ島最高峰、標高4205m)

  国道190から山道へ入ってマウナケア方向へ車を走らせるとき道はかなりガタガタ。展望台に向かういろは坂もかなり傾斜がきつい。展望台の駐車場に車を泊めて見下ろす雲海は絶景。夕日が西へ傾き、月が上がってくるのは美しいの一言。おびただしい数の星が見られます。ただし見上げる姿勢は首がけっこう疲れるので、完全防寒して寝袋に包まって寝ながら星を見るのもいいかも。

2.jpg



3.盆ダンス

  カイルア・コナからキャプテン・クック方向へ11号を走ると左手にある大福寺では、毎年夏祭りを開催しているらしく、ちょうどタイミングよく参加でききました。日系のおじさんがDJとしてボンミュージックを流し、ときおり「のってるか~い!」と日本語でMCをいれる。ここにいる多くの方々は大変なご苦労をなさったはず。そういう方々にとって年一回の夏祭りがどういう意味合いを持ってきたのか想像するしかできないが、びしっと決まった生歌と踊り、太鼓が脈々と受け継がれている。

3.jpg



4.コナ・コーヒー・コンテスト

  コナ産のコーヒー100%でないとコナ・コーヒーと認められないらしい。コナを巡るとコーヒー農園が実にたくさんある。あのUCCの直営農園もあるしね。農園でもテイスティングはできるが、たくさんの農園が一堂に集まって自慢のコーヒーを飲み比べをできるこのコンテストを冷やかしに行かない手はない。7月にフォーシーズンで開かれたこのコンテスト以外にも、一年にいくつもこの類の物が開かれているらしい。陽気のいい日に、ハワイアン音楽を聴きながら、テントをいくつも巡って「これは酸味が強い。さっきのは飲みやすいゾ」などとうんちくをたれながらコーヒー豆を使ったお菓子もつまんで、大いに酔っ払いました。

4.jpg




5.ワイコロアのホワイトサンド・ビーチ

  滞在したキャプテン・クックから山を降りていった辺りにいくつもビーチや岩場があって、イルカや亀に会ったり、スノーケリングやダイビングをするには最適だ。そいでもやはり白い砂浜、青い海、というのには感動する。高級ホテルが並ぶワイコロアのあたりは、いわゆるリゾートな景色が楽しめて非現実感が増してよろしいようで。

5.jpg




6.ファーマーズ・マーケット

  ケアウホウのショッピングセンター駐車場で毎週末にファーマーズ・マーケットが開かれる。コナを中心にたくさんの農家が新鮮な野菜や果物などをたずさえてやって来る。コーヒーのテイスティングもできるので、農家手作りの好みのお菓子をゲットしたら、名レストランの名シェフの包丁さばきを見ながら、コーヒーと一緒にほおばるのもおつなものです。

6.jpg



7.自家用飛行機でマウイへ移動?!

  一ヶ月ちょいお世話になったハワイ島を後にして、マウイでバカンスと決め込んだ。セレブの移動に欠かせないのが小回りの利くセスナ機でしょう。しかしセレブになりきれない私が選んだのは、パシフィック・ウイング社の約9人乗りでした。ハワイ島で財産が倍増したので、預け入れ荷物の重量制限が各社の中で一番太っ腹だったのがここなんだよね。ついでにパイロットのウエストもかなりの太っ腹でした。

7.jpg



【マウイ島】

もう一度行ってみたいと思えるところ。生活しやすそう。もっとも、道端で「新鮮!野菜果物」売られていたのはハワイ島から運ばれてきたものばかりだったけどね。

8.ラハイナ

  無事マウイ島のカフルイ空港に着陸できたあとは、レンタカーでキヘイまで移動。チェックインしたあとに忘れ物に気づいて空港まで戻る失態をおかすも、そんなに時間的ロスがなく、マウイ島が結構コンパクトなことに気づく。キヘイからラハイナまでも小1時間で着いたような記憶が。ラハイナって、あのマウイ・ジムの本社があるんだね、行ってきたよ。友達が壊れたサングラスを持ち込んだら、無料できれいに直して、めがねケースも新調してくれてたよ。

8.jpg



9.バンヤンツリー

  この菩提樹はすべて一本の樹から派生しているんだってね。枝が伸びて地面に着いたら、そこから根を張るんで、こんなに巨大化したそうな。1873年に植樹、現在の高さは18m、2700㎡の木陰。この樹のすぐ脇の図書館は、落ち着いて昼寝するにはもってこいの場所と見た。私はここでお古の料理雑誌を格安で何冊か買いました。到公堂というミュージアムをのぞいたら、そこを管理しているというタイの華僑だというおばあさんが北京語で話しかけてきた。

9.jpg



10.ラハイナとキヘイの間を海沿いに車で走ると、人気の少ないきれいなビーチがたくさんある。観光客というより、地元の人が波乗りに来ている感じのこじんまりした場所が多い。

10.jpg



11.マウイからオアフへ

  マウイでのつかの間のバカンスを終え、両親と待ち合わせるオアフ島へ向かうことに。荷物が多いため、移動手段は船に決定。カフルイ港から、船内設備が整っていて快適なスター・フェリーで3時間でホノルル港に到着。窓から大自然をゆっくりと見られて、飛行機移動では味わえない時間をすごせます。

11.jpg



【オアフ島】

なんせ1ヶ月以上も高いビルを見ていなかったもんで、ワイキキの街中の都会っぷりに圧倒されまくり。便利さの裏返しで人も車も多い。そこは日本だった。

12.ホノルル・アカデミー・オブ・アーツ

  ハワイ、マウイと公共交通機関が皆無に等しかったが、ここオアフは違う。ワイキキ周辺だけを見るなら、バスを活用すればレンタカーなしでもぜんぜんいける。さっそく4日間乗り放題バスパス$20を買って、美術館へゴー。ちょうど現代中国の芸術家たちの作品を展示していて、売れっ子たちのオンパレードでした。やっぱり中国の現代アートは世界でバブル期なのか、と思った瞬間。

12.jpg



13.ラニカイ・ビーチ

  アラモアナからバスで一時間ほどでカイルアに到着。そこからてくてく歩いて15分ほど。目の前に開けた風景のあまりの美しさに息をのんだ。オアフの海は汚染されているとよく聞くけど、どっこいこのビーチはとてもきれいで人も多くなく、ワイキキからもほど近いのでおすすめです。

13.jpg



14.ワイキキ・ビーチ

  街とリゾートがいっぺんに楽しめるのね、ワイキキって。しかし、ワイキキのビーチは人だらけで足の踏み場もなかったど。美しいサンセットに目もくれずトランプ遊びに熱中するチャイニーズ3人組(タイワニーズか?)も人ごみに埋もれて目立ちません。カピオラニやアラモアナのビーチはぐんと人が少なくなって落ち着けるね。

14.jpg



15.ハナウマ湾

  湾一帯に群生するサンゴ礁、その間をいろんな種類の魚が泳いでるのが見られます。立ち泳ぎするつもりが、場所を選ばないとあちこちにあるサンゴの上に立っちゃうからマズイんだな。ワイキキから車で20分と近いせいか、けっこうな人出でございました。

15.jpg