ニューアーク空港から5時間ちょい飛んで、コスタリカのホアン・サンタマリア空港に到着しました。時差は、NYよりさらに2時間遅くなって、日本とは15時間違い。通貨はコロンと呼ばれ、空港のレートだと1ドルが500コロン。

受け取ったスーツケースを引きずって出口へ向かうと、ガラス張りの外側にたくさんの人がこっちに向かってへばりついて見ている光景が目に入って、肝が冷えた。客引きの大声やらが聞こえる騒然とした場の様子に、学生の頃東南アジアのバス停でバックパックを背負って立っていた時のような「疲れているのに警戒しなくちゃいけない」気持ちがよみがえってきました。

ちょっぴりげんなりしつつ、右も左もわからないので声をかけてきた土地の人に尋ねてみると、えらいスペイン語訛りの英語でバス停の場所やあとどれくらいで来るからそこに座って待ってなさいなど親切に教えてくれて拍子抜けしました。

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今回のコスタリカ滞在は観光が大きな目的ではなくて、北京のメディアを主宰する友人にお供して、中国のコーヒー事情を紹介し、コスタリカのコーヒー事情を理解する、という趣旨の会議におまけ参加するため。どういう風の吹き回しか、「大福を現場で作る」パフォーマンスの任務を知らないうちに与えられていたので、スーツケースに白玉粉や栗の甘露煮、スパチュラなど一式を詰め込んでコスタリカ入りしています。友人は講演のほかに、中華料理を作るという任務をもらっています。なんだかよくわからない集まりです。明日が料理を実演する日なので、展開がまったく読めないけれど、とにかく白玉こねるだけこねてきます。