8日の夜は、東京からいらしたWさんのお声かけで、北京在住7年以上のHさんと3人で、老舗中華ベジタリアンレストランの功徳林に行きました。上海が本店で、香港にも店があるいわゆる老舗です。

前門までタクシーで行ったけど店が見つからず、電話して確認すると「引っ越した」といわれ、またタクシーを飛ばして着いた先には、9月に新築オープンしたばかりという真新しい中華豪華な店構えが。チャイナドレスの女性2人が笑顔でドアを開けてくれました。

メニューを見るも、肉や魚を使った名前ばかりで、これまで私が一般のレストランにいっても斜め読みしてきたものばかり。習慣でついつい野菜の名前が使われているメニューに目がいってしまいます。よくわからないので結局お店の人にお勧めを聞いて、注文したのはすべて動物系のものばかり。



【仏跳qiang】  仏もあまりの美味さに飛び上がるという名前のスープ。あわびやなまこ、フカヒレ、など高級食材を長時間に込んだ贅沢品の代名詞的料理です。箸でつかんでいるのは海老。
fotiaoqiang.jpg




【麻la牛肉】  その名のとおり、牛肉をコショウと唐辛子でピリッとさせて濃い目に味付けしたもの。お酒のつまみにぴったり。
malaniurou.jpg




【ウナギ】ちょっと焦げ目をつけてから、こってり味のソースと一緒に鉄鍋でジュージューさせてテーブルへ。
manyu.jpg




【東po肉】豚の脂身を長時間煮込んだ照り感がよくでてますねぇ。これが冬瓜だとは見ただけでは誰も気づかないでしょう。意外にも味はあっさり。中にベジ肉を挟んでます。
dongporou.jpg




【さかな】白身魚を揚げてからソースをかけたもの。取り分けるときに魚の皮がビロ~ンと伸びる様子が湯葉で再現されていて驚愕。白身魚はマッシュポテトで。
sakana.jpg




どれも美味しい味付けで、大豆プロテインやグルテンを使っているのでボリューム感があって、たいそうなご馳走でした。肉魚を食べたくても食べちゃいけない人や、たまにはヘルシーな食事をしたいけど肉魚抜きでは食べた気がしない人にはもってこいでしょうね。

いつもは野菜穀物中心で、低タンパク質な食生活を送っている私としては、こういうメニューは、動物性食材は一切使っていないとはいえ、加工率が高く、タンパク質系なので、食べ終わるころにはちょっとのどが詰まる感じを覚えました。次の日には青菜をたっぷり食べて調整しました。

北京に来てから2年半で初めて功徳林を訪れることができました。珍しくて美味しい料理を楽しいお話とともに味わえるチャンスをくださったWさんとHさんに非常感謝です!

北京功徳林
http://www.btxx.cn.net/zmqyl/corpore/gongdl1.htm
(HPには移転前の住所が載っています、請注意。)