太陽晴 雨夜にわか雨

おかげさまで(?)、昨晩から熱いシャワーがまた復活しました。ありがてぇでがす。お湯を浴びながら、思わずシャワーヘッドに向かって拍手柏手打っちゃいました。

明日は土曜日。学校は休みだけど仕事。そういえば先週の雨上がりの土曜日14時近く、職場のレストランを含むわりと広い地域で停電が起きた。その頃頻発していた激しい雷雨の影響で電線が切れたとかいう話。店はちょうど休日の遅めのランチを楽しむ人達で席が埋まっていたところ。あたいは事務所でPCの前に座っていたら、突然目の前が真っ暗になった。

電気がないと、世界でその店にだけしかないという特製自動蒸し機も作動しなくなってしまって、火を使うメニュー(麺類や炒飯)か作り置きの前菜しか提供できなくなってしまった。会計をしようにもレジが使えないので、計算機を使って手で計算しなくちゃいけないし、領収書も手書き。階段も真っ暗、個室も真っ暗、ホールのトイレの水も一時出なくなってあせったわ。

お客さんが2階から降りてくるときには非常灯とロウソクでうっすらと照らして何とか対応。なかなか出てこない料理を待っているお客さんに事情を説明してまわったり、入店してくるお客さんにも小籠包が提供できないことを説明したりして。

今回発生したのが涼しい日の昼間だったからまだ不幸中の幸いとできるものの、もしも暑い日の太陽が落ちた後だったらと想像すると恐ろしい。厨房の中の気温は激暑になるだろうし、いつ復旧するか分からないのを待つ気分はなんとも言いがたい。

今回は一時間程度で復旧した。去年はこんなことが2回発生したそうだから、今後もいつ起こってもおかしくない。できることなら病院並に自家発電装置を設置したらいいんだろうけど、一レストランでそこまでの設備に投資するのは簡単なことではないでしょう。

それにしても店の服務員の落ち着いていることよ。発生初期は少し動揺していたけど、すぐに落ち着いてライトを適切に当たるように調整したり、会計のために1階と2階を何度も往復したり、連携してよくやっていたわ。こちらはこの停電がもたらす売り上げの損失を考えてシケた顔をしているのに、明るく屈託のない笑顔で冗談を飛ばす姿を見て、サバイバルスピリットを学びました。今回は、そんな20歳前後の若い彼らに助けられた思いです。