昔からそうなんだけど、近頃とみに著しい現象があって。

それは、実年齢よりもずっと年上に見られること。

こないだ出席した披露宴の最中で、出し物をするために会場の前方に立ったとき、近くのテーブルのおじさんに「本当に新婦と同級生なのケ?見えねぇなぁ」と言われましてん。

それと、これも2週間くらい前のこと。ある集いで初対面の韓国人のおじさんに年を尋ねられたので「当ててみてください」と言ったら、「50歳にはなってないでしょ。40歳ちょっとかな」と。

これはこれまで言われてきた中で最高年齢だぁ。そう見えるならそのままでいいやと思って「ご名答、そのくらいの年です」と言ったんですけど、隣に座っていた私の実年齢を知っている女性が「違うわよ、そんな年じゃないわよ。たったの29歳よ」とばらしたところ、そのおじさんの驚いたこと甚だしい。絶対に29歳には見えないらしい。

確かに、小学生の頃から背は高く態度もでかくて、学校帰りにランドセルを背負っていった銀行の窓口で「お勤めですか」と言われた。自宅に尋ねてきた銀行マンに「ご主人様でいらっしゃいますか」と言われた。(これはちょっと違うか)

ことほどさようにあたくしの悩みは人の数倍速く進む老化です。そういう人を扱った映画もあったよね。別に人と比べなくてもいいでないのと思いつつ、将来の同窓会で先生と間違えられるんじゃないかと心配してる。でも、もしかしたら他の人が50歳になったとき50歳然としていて、私だけがこのまま変わらずに30歳くらいのままだったら大逆転劇があるかもしれない(むなしい空想だぁ…)。

どうしよう。
こればっかりはどうしようもないか…。