2008年01月

天津開発区へ

今日は家でランチをしてたら、友人から「今から迎えに行くからすぐに準備して。天津開発区へ行くよ」と連絡が。

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メインは玄米粉と長ねぎの入ったものを豆乳でのばした生地をフライパンで焼いて、中にさっと湯がいた豆もやしと水菜をサンドして酢醤油をかけたもの。切干大根の豆腐マヨサラダと、あらめと白花豆の煮物(煮すぎてとろけた)と、根菜のスパイシースープ。乾物類のストックを整理してるのが見え隠れ?

食べ終わったころに着いた彼女達に、夜食べるつもりでとっておいた残りを食べてもらっていざ車で出発。

開発区に着いたら、何が何でも小宝栗子を買いに走ります。中国で一番栗が美味しいのは天津。天津の中でも小宝栗子が一番!といわれる中国一の甘~い栗。1斤(500g)12元で、数えてみると1個0.26元の計算!北京の栗は1斤平均8元(最近さらに値上がりしたらしい)に比べれば高いけど、全部の粒が美味しいから納得です。

その宝石栗を持って、本日お呼ばれした天津TEDAボランティア協会会長のご自宅へ行くと、美味しそうな手作り料理がテーブルいっぱいに並べられて私達が席に着くのを待っていました。

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張会長は、その昔広東省から台湾へ渡り、その後アメリカで数十年暮らして仕事を持ちながら子供たちを育て上げ、4年前に開発区で生活を始めた華僑です。その苦労とハッピーが盛りだくさんの経験が、誰にでも面倒見がよく、スマートな現在の彼女の根底にあります。

彼女は料理の名手でもあり、今晩のメニューにはスペアリブのビール煮込みや、白菜とキノコとトッポギの煮込みなど奥深い味の料理もあれば、ナスの特製ピリ辛ゴマだれかけや、これまたご飯によく合うインゲンとにんにくの炒め煮があったりと、バラエティーに富んでます。

美味しい赤ワインと楽しい会話と共にあっという間に時間は過ぎていき、食後はお客さんの1人のお茶の名手が淹れた中国茶を楽しみながら、張会長の焼いたブラウニー(濃厚で激ウマ!)をいただきました。いやぁ、「美味しいご飯は人を幸せにする」を実感した夜でした。

北京の日本食料理

今日のランチは久々の外食で、編集者の中国朋友と家の近くの日本食料理屋さんに行きました。

国際倶楽部の敷地内に長安街に面して建っている鉄板焼きの店「さくら(桜花)」のお昼時の店内は、近くのビルから来たであろう日本人駐在員ぽい人たちや、どこかの大使館勤めの外国人たちでほぼ満席でした。

<外国>で暮らしているけどめったに日本料理屋には足を運ばないわたし。だって、値段が高くて量が少なくて味はいまいちってイメージが…。

今回初めて行ったこの店、楽しい発見が。綿生地で作ったマイエプロンが各席に置かれているのです。首に紐をかけるとちょうど太ももくらいまでカバーされて、こりゃいい。おじさんたちのちっちゃなエプロンを首からさげている姿はなんだかかわいいし。

そういえば大昔まだわたしが小さかったころ、家族でつくばのステーキ屋さんに行ったとき、薄い紙で作ったエプロンをやっぱり首にかけた記憶が…。

北京のは洗って繰り返し使えるし、なんたって肌触りが紙のエプロンより断然いい。うち用にも、来客にナプキンではなくて、布地を選んで自作したマイエプロンを使ってもらうのもいいかもね。

肝心の本日注文したものはてんぷらでした。鉄板焼き屋に行って焼き野菜を食べないのもナンセンスかもしれないけど、なんとなくカリッとしたものが食べたかったし、ウチでてんぷらすると油の処理に困るし…。

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左がてんぷら定食。右が牛肉定食。

わたしのはてんぷら定食に付き物の海老を野菜に代えてもらいました。サクッと揚がっていて美味しかった。欲を言えば野菜を多種類盛り合わせてあると文句なしでした。追加で大根おろしをもらって調整も忘れずに。

中国朋友は「肉、肉、肉!」という人なので、鉄板で焼いた牛肉を辛子と醤油とおろしにんにくのタレに漬けて食べるのを注文してました。彼女は現在減量中。プライベートコーチの言うことを守って、毎日牛肉を食べ、午後以降は主食を一切食べない生活を続けています。「今日は腹筋を600回した」とか平気で言ってのけるツワモノで、わたしにも動物性を食べる重要性を会うたびに聞かせてくれます。でもわたしは50キロのバーベルは持ち上げられなくてもいいし、必要なときに20キロの米袋でも担げればそれで十分…。

定食はそれぞれ50元。ちまたでは20元とか30元の日本食ランチセットがある中では高い部類に入るね。それでもここでは美味しく炊けた米飯が食べられたのが北京では珍しくて、幸せなランチでした。

北京の街角

今日は北京市内にあるHONDAの店に修理した車を取りに行ってきました。

最寄は地下鉄2号線の安定門駅。北京地下鉄図の茶色のラインが2号線。
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最近家にこもって作業をしていることが多かったせいか、さっき久々に外を歩いたらワケもなく顔がニヤついてる自分に気づいてハッとした。安定門駅の地上に出てからふと視線を上に上げると、奇妙な物体が目に入りました。
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↑このポールの上にとげとげのついたのってなに?



意味不明の巨大モニュメントが環状線の排気ガスで年季が入った色に染まってる。いつも車で通り過ぎるだけで意識しなかったけど、北京の人々はあれをなんて呼んでるのでしょうか。「3時にトゲトゲの下で待ち合わせね」とか?今度友達に聞いてみようっと。

駅からトコトコと青年湖のほうへ歩いていく途中で見かけたスタンド。

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ちょうど夕刊が届いたところみたいでわきに山積みです。北京のいたるところにこういう小さな売店があります。雑誌や新聞、飲み物、地図、携帯電話のプリペイドカードなんかを売ってます。固定電話も使わせてくれて、長距離用と市内用と2台あります。遠い故郷の家族にでも電話してるらしき人(方言が聞き取れない)をよく見かけます。フランス映画「アメリ」にもアメリちゃんが新聞を買う場面でコンパクトなスタンドが登場しておしゃれだったけど、北京のはこれはこれで違った味があります。

ちなみにこの地下鉄路線図、自宅のある建国門駅の名前が記載されてないのを発見。建国門駅は2号線の朝陽門と北京駅の間にある駅で、早くから出来てた駅だし、乗換駅だから結構大切な位置付けだと思うんだけど…。ほかにも駅名がなくて点だけの駅がある…そんなもんかい。アップしたこの路線図には、まだ開通していないい何本かの路線も載ってますからあしからず。全部開通したらけっこう便利になりそう。


しかし、帰りは道路が渋滞してしょうがない。15時過ぎだというのに東二環から光華路に入る側道で動かなくなってから家まで30分(!)もかかるなんて。空いてれば1分で足りるのに…。雅宝路に続く裏道も、日壇路も、家に戻る近道もずらっと車でふさがってて動かない。

旧正月が近いせいもあるのかもしれない。思い当たるのほかの理由は、最近賽特と国際倶楽部の間にある信号の国際倶楽部側に右折用の信号が加わって、車は青にならなくちゃ右折できないように変わってから信号待ちの車が行列をなすようになったことです。(北京は直進が赤でも右折の信号が設置されてなければいつでも右折OK)今日の渋滞はそっちのほうまで続いてたし。

長安街へ曲がるその赤信号がクソ(失敬)長い!日中なら5分以上延々と待たされるし、青信号はたったの1分だけ。そりゃ車の列はどんどん長くなるわ。せめてあと何分何秒かっていう表示をしてくれればエンジン止めて待つのに。

個人的にはかねてから右折自由は廃止したほうがいいと思ってきたから(歩行者が安全に道を渡れてない現状)、広い北京の中でも自分ちに一番近い場所で導入されて多少不便になるのも我慢するけど、この尋常でない渋滞っぷりとなくせるはずのアイドリングはどうにかならないかなぁ。



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もやにかすむ日壇路と光華路の交差点から第三期国貿ビルがかすかに見えます(↑中央奥)。これでもまだ15時30分なのです。この第三期国貿ビルは完成したら北京で一番背の高い建物になるそうです。



公然とチャリ道を走行する警察車を激写!@日本大使館前

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って大げさに言うほどのこともなく、日常茶飯事の光景です。中には渋滞にシビレを切らして反対車線を追越車線代わりに逆走する警察もいます。シートベルトを締めてる状景なんて見たことないし。とっても人間味あふれる北京のポリスです。

豆腐のティラミス

今日は雑誌の撮影がありました。『珈琲与茶』というカフェ文化と市場についての月刊誌のスイートのページに載せてくれるそうで、豆腐のティラミスを作ることにしました。


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仕上げ途中の写真をアップ。



今回はマクロビオティック式に作ったんですが、はたして中国の読者の皆さんはどう反応するのかしら?

マクロビオティックの陰陽は、庶民にいまだ深く根付いている中国医学にも通じるところがあって抵抗が少ないと思うし、スーパーには糖尿病向けなのか「無糖」食品が普通に売られてますから、まったく受け入れる余地がないわけでもないと思うんですよね。ただ、使う材料は簡単に手に入らないものが多いですね。北京の限られたスーパーで最近やっと無漂白小麦粉が手に入るようになったくらいだし(しかも輸入品)。

だから一部の材料を手に入りやすいものに代替しても作れるように幅を持たせるようにしてます。でも、だからといってまったく中国の現状に合わせるつもりもないんです。例えば、甜菜糖やメープルシロップが一部のスーパーでしか手に入らないからといって白砂糖に替えたりとか。

だって、今の日本では普通に台所にあるオリーブオイルとかカマンベールチーズとかでも、一昔前は限られた人しか知らなかったですよね。小さなニーズ、あるいは最初に使い始めた人たちからじわじわと浸透していって、マスコミとか流行に敏感な人が飛びついて爆発して、普及して落ち着くという流れがあったはずです。

それに、卵や乳製品、白砂糖を入れたお菓子を立派に作れる人は中国にもたくさんいるけど、砂糖や乳製品が体に与える影響とか畜産業が環境に及ぼす影響、乳製品消費拡大が世界貿易にどう影響するかなんかを考えて作ったり、売ったりしてる人がどれだけいるか…。

今回雑誌上ではマクロビオティックとは書きませんし、次回があるとすればヴェーガンの範囲までで対応してチャレンジしてみたいと思ってます。このチャンスは、私が中国に渡ってきた大きな目的に近づく一歩でもあります。

なんだかんだ言って、動物性にしろ、ヴェーガンにしろ、食べ物は見た目がよくて、美味しくなくっちゃ食べてもらえませんからね。私の修行の道はまだまだこれからです。

手作り猫ご飯

今年に入ってから、手作り猫ご飯を復活させてます。

去年のいつだったか、カルフールでいつものメーカーのキャットフードをカートに入れてたら、そのメーカーの売り子さんが「うん、これはお勧めだよ、ちょっと前から天津産に変わったんだよね」って話しかけてきました。

それがきっかけで、はてこれまではどこ産だったんだろう、原料はどんなものを使ってるんだろう、と本格的に不安に思い始めました。ちょうど中国産のペットフードがアメリカで問題になってましたし。これまで「手作りご飯本」は日本で買って手元に置いていたけど実践してませんでした。

ドライフードだけだと体が乾燥して猫特有の病気になりやすいと本にもあったし、最近家の中が乾燥しているせいか、猫達がやたら水を飲むのが気になって、一念発起したわけです。「猫が水を飲む」のは不自然なことで、自然界では食べ物に含まれる水分(血?)で足りてるらしいです。

かといってウチは肉も魚も買わないから、前に日本から猫用にと買ってきて冷凍してた無添加小魚を、玄米ご飯、かぼちゃ、キャベツとかの野菜と一緒に煮てスープにしたあと、バーミキサーでポタージュ状にして、人肌に冷ましてから皿にもってます。

まだ1歳のシロウ(白羽)君はガッツリ食いつきますが、4歳の太郎君は1日半ずっと見向きもしなかった…。ところが!小魚をポタージュの上にぱらっとのせるとか、ドライフードを一面に浮かべるとかの手を使ったら、なんと太郎君もぺちゃぺちゃと食べ始めたのですねぇ力こぶガッツポーズ!シロウ君のように全部平らげるまではいかず、5分くらいなめて立ち去りましたが、初めて口をつけて上出来です。

子供のころに飼っていたタマには猫まんまをやってました。やっぱり手作りがあるべき姿なんでしょうねぇ。NYでは手作り猫ご飯の冷凍宅配がうけてるそうで。ドライフードは結局人間の便利さのためなんでしょう。

猫はベジタリアンになれないそうなので、当面は手作りとカリカリの併用で、続けて様子を見ようと思います。

食べ物の水分が増えたから、当然おしっこの量が増えてます。いわば猫版デトックス作戦です。体の水分量が満たされると、毛艶も良くなるそうです。家族ですからね、健康で長生きしてもらいたいです。


左がシロウ(白羽)君、右が太郎君

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ご飯をお腹いっぱい食べたあとはすやすや夢の中へ。私のデスクと椅子が占領されてる…。
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